社長メッセージ(ご挨拶)
設立から30年を経過した2017年10月、弊社はFITEC株式会社として新たなスタートを切りました。目指したのは、古河電気工業株式会社(古河電工)の情報システム部門から独立して培ってきたものづくりや基幹系業務のノウハウと、富士通株式会社(富士通)がもつ最先端のICT技術を融合し、さらにハイレベルなソリューションを、より高品質でお客様に提供することです。
弊社は設立以来、お客様に密着したソリューション開発によって、ものづくりの現場を熟知することに努めてきました。さらに、戦略・企画、構築、保守・運用に至るソリューション開発全領域に携わってきました。こうした強みに加え、新たに富士通グループの一員として、世界最先端の技術やノウハウも活用できる環境を手にしました。富士通のデジタル技術部門や富士通研究所との連携により、今後のサービス拡充を力強く後押ししています。また、すべての業務に通じ、重要な基盤となる品質についても、富士通の品質マネジメントシステムを取り入れ、強化・改善し続けています。
そして現在、弊社は「常に先進的な情報技術を活用し、お客様との価値共創を通じて、人にやさしい社会づくりに貢献します」という経営理念を掲げています。これに基づき、古河電工グループをはじめ、企業・官公庁など多くのお客様に対して、現場から経営までのあらゆる目線でプロジェクトを見据え、積極的にICTソリューションを提案し、お客様の「ものづくり改革」、「先進技術の活用」、「業務効率化の推進」を支援しています。お客様のデジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションに対してもお客様とともに積極的に取り組んでいきます。
我々の中長期計画では、“一人ひとりがICTプロデューサーになる”という目標を掲げています。お客様の課題に対し、世界中のデータ、リソース、技術、ノウハウを徹底的に活用して、お客様の考え以上の提案、サービス、ソリューションをプロデュースする人材像を目指しています。
“ICTプロデューサー”を育成するために、富士通の教育体系に、FITEC独自のメニューを加え人材育成制度を構築し、社員が多様な価値観・能力を生かしながら、誇りと自信をもって学び、成長できる環境を整えました。
さらに、グループやビジネスパートナーにとどまらず、外部機関とのオープン・イノベーションも視野に入れ、情報技術やものづくりノウハウの進化と深化を推進。企業としての総合力を最大限に高め、お客様に価値ある存在として評価していただけるよう、社員の想いを一つにし、変化の激しい時代に挑戦し続けていきます。
こうした取り組みによって、すべてのステークホルダーの皆様とともに成長・発展させていただくことができれば光栄に存じます。
皆様の一層のご指導、ご鞭撻、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
FITEC株式会社
代表取締役社長 髙𣘺 泰之